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面倒であってもデータのバックアップを取っておく事はとても重要、消えても慌てない準備をしておこう[MiniTool ShadowMaker]

BTO/PC
この記事は約10分で読めます。

データバックアップは重要だとわかっていても、面倒で後回しにしてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、データ消失のリスクは常に存在しているので、いつどこで何が起こるかが分からないのが怖く感じてしまいますよね。

この記事では、初心者でも簡単に使えるバックアップソフトウェアをご紹介しデータ保護の重要性について解説します。

MiniTool ShadowMaker

本記事の内容はバージョン4.6時点での情報になります。

今回紹介するのは、MiniTool Softwareが販売する『MiniTool ShadowMaker』です。MiniToolの会社については以前にも紹介しているので、そちらをご覧下さい。

ホームユーザー向け

価格

無料版月間サブスクリプション年間サブスクリプションアルティメットプラン
02,800円
2,000円(税別)
1,384円(16,608円/年)
415円(4,980円/年)(税別)
21,900円
10,950円(税別)
価格は2025年3月時点です

共通機能

  • Windows 11/10/8.1/8/7対応
  • ファイル|システム|パーティション|ディスクのバックアップと復元
  • ディスクのクローン
  • バックアップスキームの設定
  • WinPEでのバックアップ|復元|同期|クローン|管理

無料版での制限

  • システムディスクのクローンができない
  • 完全/差分バックアップスキーム不可(増分バックアップは可能)
  • WinPEでのバックアップ|同期|クローン|管理(復元は可能)

Windows PE(Windows Preinstallation Environment)は、Windowsのインストール、展開、修復に使用される軽量なオペレーティングシステムです。

ビジネスユーザー向け

価格

Windows Server環境でMiniTool ShadowMakerを実行する場合、Businessバージョンが必要です。またBusinessバージョンには、無料版はありません。

Business StandardBusiness Deluxe
17,900円(税別)55,400円(税別)
価格は2025年3月時点です

ダウンロード

今回はホームユーザー向けの無料版を試してみます。

インストールから起動まで

標準では『EULA』と『プライバシーポリシー』への同意と『今すぐインストール』だけで、特に迷う事も無くインストールを行う事が出来ます。『カスタムインストール』では以下項目を設定する事が可能です。

  • 言語は『日本語』『English (英語)』『Deutsch (ドイツ語)』から選択
  • インストールパスのデフォルトは『C:\Program Files (x86)\MiniTool ShadowMaker』
  • 『カスタマーエクスペリエンス向上プログラムへの参加に同意する』はデフォルトでチェック有り

無料版の制限でも記載した通り、幾つかのオプションは利用出来ませんがメニュー自体は全て利用可能です。利用バージョンは冒頭でも説明した通りで、『バージョン4.6』となります。

各メニュー

バックアップ

バックアップ元となる『ソース』とバックアップ先を選択して『今すぐバックアップ』を押せばそれだけでバックアップが取れる様になっており、とてもインターフェースが分かりやすいのと操作が簡単なのが特徴です。

バックアップ元には、丸々ディスクをバックアップする『ディスクとパーティション』と自分が指定した場所だけをバックアップする『フォルダーとファイル』の2種類から選択する事が可能です。

バックアップするに辺り細かいオプション設定をする事も可能です。一部は無料版での制限に伴い選択が出来ませんが、主要なオプションは設定出来るので特に問題にはならないかと思います。

  • バックアップオプション(主にバックアップ時、バックアップ後のオプションが設定出来ます
    • イメージ作成モード|ファイルサイズ|圧縮|コメント|メール|除外ファイル|シャットダウン|パスワード|検証
  • バックアップスキーム(バックアップの方法が設定出来ます
    • 完全バックアップ|増分バックアップ|差分バックアップ
  • スケジュール設定(バックアップの間隔が設定出来ます
    • 毎日|毎週|毎月|イベント

バックアップしたファイルは、指定したバックアップ先に『FileBackupTask_年月日』のディレクトリが作成され、その中に取得したバックアップファイルが格納される形になります。このFileBackupTaskと言う名称は『タスク名』から変更も可能です。

同期

『バックアップ』とは異なり、指定した『ファイルとフォルダー』のそのままのデータを同期先にコピーするのがこの『同期』になります。

先程のバックアップと違う点としては、実ファイルがそのままコピーされる形で同期が行われるので、見た目にも分かりやすいのが利点です。ただし、そのままをコピーする形なので圧縮などは一切されないので容量には注意が必要になります。

  • ファイル同期オプション
    • 比較|フィルター
  • スケジュール設定(バックアップの間隔が設定出来ます
    • 毎日|毎週|毎月|イベント

『比較(ファイル時間|ファイルサイズ|ファイル内容)』を使って、上手く同期設定が出来ればバックアップとは違ったファイルの復元などが出来るので、使い方次第では便利に使えそうです。

同期したファイルは、同期先に指定した宛先フォルダーに『FileSyncTask_年月日』のディレクトリが作成され、その中に取得した同期ファイルが格納される形になります。このFileSyncTaskと言う名称は『タスク名』から変更も可能です。

復元

『バックアップ』と『同期』で実行した一覧が表示されているので、『バックアップ』から復元したい場合は『復元』を選択して復元したいバージョンを選択した後、復元先を設定します。復元先はバックアップ元と同じ所では無く別の所を指定する事も可能なので、今のファイルを残したまま別の場所に復元をする事が出来るので、上書きされたりする事が無いのは良いですね。

『同期』の場合は復元では無く、『フォルダオープン』で同期先を直接開く形になります。同期のメニューで紹介した通りで、ファイルをそのままコピーしている様な形なのでファイルを直接参照する形になります。

最初に紹介した通り、インターフェースが分かりやすいので直感的に迷う事が無く、復元を行う事が出来るのは凄く優しいと思います。

管理

こちらも『復元』と同様に、『バックアップ』と『同期』で実行した一覧が表示されていますがこちらでは様々な設定を行う事が出来ます。

バックアップの場合
  • 今すぐバックアップ|削除|検証|参照|復元|マウント|スケジュール編集|スキーム編集|フォルダオープン
同期の場合
  • 今すぐ同期|ソースを編集|削除|スケジュール編集|フォルダオープン

どちらも削除は、対象のタスクを削除(ファイルも含めるかどうかも設定可能)するかどうかを設定します。

バックアップの場合は、取り敢えず1回取得した後でもスケジュールやスキームを編集して定期的に取得方法を変更出来る点は、毎回設定をする手間を省く事が出来るので良さそうです。参照と復元は、触ってみる限り動作が同じに見えたので違いがあるかどうかは不明でした。

同期の場合も、ソースを編集する事で同期元の追加や削除を行えるので後から要件に従って変更出来るのがポイントです。ただし同期先の設定を変更する事は出来ないので、あくまでも同期元だけの追加削除が可能と言う点に注意です。こちらもバックアップと同様に、後からスケジュール編集で定期的に同期させる事が可能です。

ログ

今までに取得した『バックアップ』『同期』の全ての結果が表示されています。更にログの保存と削除にも対応しています。

  • タスクの表示期間
    • 過去24時間|過去1週間|過去3か月|期間をカスタム

『期間をカスタム』は開始日と終了日をカレンダーから選択する形になりますが、表記が『始』『迄』と言うちょっと変わった表記になっています。

ログはエクスポートも可能で『XML』形式で保存されますが、出力先が自動的にインストールしたディレクトリ配下になるので注意が必要です。削除は一括で全てが削除される形になります。

ツール

MiniTool ShadowMakerを利用する上で便利なツールを設定・管理・利用出来ます。(無料版では『PXE』『リモート』機能は制限されているので利用不可です。)

  • ツール
    • メディアビルダー|ブートメニューを追加|解除|ディスクのクローン|PXE|リモート|システム高速化

ここでとても便利で使いやすいと思った『ブートメニューに追加』ですが、これは万が一Windowsが起動しなくなった時でも予めこの設定を行っておけば、起動時に『MiniTool回復環境』を選択する事が出来てバックアップや復元を行う事が可能になります。

『ブートメニューに追加』を選択する事で、細かい設定も無く自動的に追加まで実施してくれるのでとても便利だと感じます。不安な人には更に『メディアビルダー』を使ってUSBメモリーなどに、この『MiniTool回復環境』をインストールが出来るので更に安心感を高める事も出来ます。

『システム高速化』は、同社が販売する『MiniTool System Booster』のダウンロードページに遷移します。

まとめ

  • 無料版でもほぼ全ての機能を使う事が出来る
  • インターフェースがシンプルなのでとても分かりやすく、直感的に操作が可能
  • シンプルではあるが、後から細かくカスタマイズも出来るのでかゆい所にも手が届いている
  • 万が一の時にも『MiniTool回復環境』を用意しておく事で更に安心感を高められる
  • バックアップ先のディレクトリはソフト起動後に作っても認識されない
  • バックアップ先を万が一誤って削除してしまった場合でも、ソフト上では残っている様に見えてしまう
  • ネットワークハードディスクをマウントする際に、エラーが出る時と出ない時があるので分かりにくい
  • 細かい所で日本語のニュアンスが分かりにくい(機能が同じ?)所がある

万が一削除してしまった場合には、ソフト上で復元時にエラーを検出するので最終的には気付くのですが、出来れば起動時にでも存在チェックをしてくれると優しいかなと思った感じでした。(そもそも想定外事象かも知れませんが。)

実際に無料版を暫く使ってみましたが、ソフトの起動も割とスムーズで本当にインターフェースがシンプルでとても分かりやすく、使いやすいと言う部分だけでも使う価値は十分にあると思います。無料版でも殆どの機能が開放されている所も、凄く評価出来るポイントです。製品版、特に『アルティメットプラン』は3PCでこの価格なのでデスクトップパソコンに加えて、サブにノートパソコンなどを持ってる人にはお得に購入も出来ます。

データバックアップは自分のデータを守る為にもとても大事な行為ですが、設定が面倒だとか使い方が分かりにくいとか様々な理由で後回しにしがちです。今回紹介した『MiniTool ShadowMaker』は、そう言う人にはうってつけのソフトだと思うので是非試してみて欲しい製品になります。この記事を読んで気になった方は、是非公式サイトからダウンロードして試してみませんか。

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