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「AIでデータを救う時代に!」RecoveryFox AIならうっかり消えたデータも復元できるかも知れません

ソフトウェア
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「削除したファイルを復元したい」「フォーマットしてしまったHDDを直せる?」

この記事ではそんな疑問を持つ方に向けて、今回『RecoveryFox AI』と言うWindows用データ復元ソフトウェアの基本から利用までの簡単な使い方、料金体系や注意点までをわかりやすく解説します。

RecoveryFox AI

『RecoveryFox AI』は、WonderFox Soft社が販売するWindows用データ復元ソリューションです。このソフトウェアの大きな特徴として挙げられるのが『最先端のAI技術を採用』した復元をすることができる所にあります。

主な特徴

  • 最近削除されたファイルを、元の名前とフォルダ構造を保持して復元します。
  • 復元する前にファイルをプレビューできます。
  • 単一のファイル、特定種類や形式のファイル、または見つかった全てのファイルを柔軟に復元します。
  • 主要ファイルシステム(NTFS、exFAT、FAT32)に対応します。
  • HDD、SSD、USBドライブ、SD/TFカードなど、様々なストレージデバイスに対応します。
  • 写真、動画、音声、ドキュメント、アーカイブなど各種のファイルを復元します。
  • フォーマットされたドライブや論理障害が発生したドライブからファイルを復元します。
  • 削除または紛失したパーティションからデータを復元します。

ただ、『最先端のAI技術を採用』と言う言葉だけでは何が今までと違うデータ復元ソリューションなのか、理解が難しい部分もあるかと思います。

従来の復元方式とAIによる復元方式の違い

AIによる復元と言っても具体的に何が違うのかが分かりにくいので、簡単に説明します。

通常の復元方式

たとえば「写真フォルダをゴミ箱ごと削除してしまった!」という時、普通の復元ソフトはこんな感じで動いています

  1. ファイルの“地図”を探す方式

パソコンの中には「どのデータがどこにあるか」を記録した“地図(メタデータ)”があります。従来の復元ソフトはまずこの地図を見て「ここに○○.jpgがあった」と辿ることで復元します。

  1. 地図がなくなっていたら“匂い”で探す方式

もし地図が壊れていたら、「このデータの始まりの形(シグネチャ)」を頼りに探します。いわば「JPEGのにおいがするデータを探してみよう!」みたいな感じです。

ただし、地図が完全に消えていたりデータがバラバラになっていた(断片化していた)りすると、どれがどのファイルなのか分からなくなってしまい、復元は失敗しがちです。

AIによる復元方式

RecoveryFox AIは、名前の通りAI(人工知能)を使って復元精度を高めるソフトです。「普通のソフトでは見つからないファイルを見つけ出す」ことを狙っています。

具体的にいうと――

  1. AIが“バラバラになったデータ”を再構成してくれる

通常の復元では「データの断片がバラバラ=諦める」なのですが、AIは“学習データ”を使って「このバラバラのデータはたぶん同じ写真だな」と推測。つまり、失われたファイルのピースをつなぎ合わせる力が強いんです。

  1. “AIスキャン(ディープスキャン)”が超しつこい

普通のスキャンが「部屋の中をざっと探す」なら、AIスキャンは「家具を動かしてでも探す」ようなもの。時間はかかりますが、その分フォーマット後や古いデータにも強い。

AIを使うことで、「普通なら諦めていたデータも復元できるかも」という希望が持てるわけですね。もちろん、物理的に壊れていたり、完全に上書きされたデータはAIでも無理ですが、“あと一歩”を取り戻せる可能性が高いのがこのソフトの魅力です。

無料版のRecoveryFox AIでできること

本ソフトウェアは『データのスキャン』と『データのプレビュー』までは無料で使う事ができます。つまり「私が復元したいファイルがまず見つかるのか」をまず無料でチェックできるので、使用感を購入前に判断できるのはユーザー目線から言っても良いと思います。

システム要件

  • オペレーティングシステム:Windows 11/10/8.1/8/7/Vista、Windows Server 2022/2019/2016/2012/2008/2003
  • ファイルシステム:NTFS、exFAT、FAT32
  • ハードディスクスペース:1GB以上(ソフトインストール用)
  • CPU:1GHz以上、x86又はx64ビットのIntel/AMDプロセッサ
  • RAM:4GB以上(8GB以上を推奨)

※本ソフトウェアをインストールするドライブは復元したいドライブとは別ドライブにインストールするのが鉄則です

どうして別ドライブにインストールする必要があるの?

結論から言うと――

インストール作業によって“上書き”が起き、消えたデータが本当に消えるから。

たとえば、あなたが「写真フォルダを削除」したとします。

このとき実際には――

  • 写真データ本体 → 残っている
  • ファイルの地図情報(どこにあるか) → 消される

つまり、見えなくなっただけで、実体(データの中身)はまだ残っているんです。復元ソフトはその“残骸”を探して再構成してくれる、という仕組みですね。

ところが、もしその消えたデータがあるドライブにRecoveryFox AIをインストールしてしまうと――

  • ソフトウェアのインストールで「上書き」が発生

この書き込みが、運悪く削除データのあった場所に重なるとその部分が“完全に上書き”され、もうどんなAIでも復元不可能になります。

価格

執筆時点では以下の様な価格帯になっています。価格は為替・キャンペーン・時期により変動しますので、購入前に公式サイトで最新を確認してください。

1週間ライセンス1ヶ月ライセンス1年間ライセンス永久ライセンス
7,980円(税込み)9,980円(税込み)14,980円
11,980円(税込み)
22,980円
15,980円(税込み)

実際に使ってみた

ダウンロード

公式サイトから無料でダウンロードができます。

インストール

インストールウィザードは特に迷う事は無く、言語選択・使用許諾・インストール先を選択するだけで簡単に終える事ができます。

起動後画面

起動後の画面も、他のファイル復旧ソフトウェアと似ていて復旧を試みたいドライブを選択するだけと言う簡単で分かりやすい構成になっています。

バージョン情報

まだ発売したばかりの新製品なのでバージョンは1.0で、新規インストール時点では勿論無料版なので『未登録版』として表示されています。

設定

設定も復旧検索の際にスキップする項目を選択するだけで、設定次第で検索効率が向上する様ですが結局ディスク全体を大体の人は検索する形になると想定すれば、あまり設定の必要は無いかも知れません。

検索

用意したものはコチラ

  • 64GB USBメモリ

事前準備

  • Windowsの『コンピューターの管理』から『ボリュームの削除』をした後に、通常フォーマット(簡易では無いフォーマット)した状態
  • ディレクトリ『test』内に画像ファイルを100コ配置

実験

  1. 『test』ディレクトリを削除した状態で復元可能か
  2. 『test』ディレクトリ内にあるファイルを半分削除した状態で復元可能か
  3. 『test』ディレクトリがある状態で『簡易フォーマット』をした状態で復元可能か
  4. 『test』ディレクトリがある状態で『通常フォーマット』をした状態で復元可能か

実際にディスクを選択すると二段階でスキャンが行われます。

  • クイックスキャン:ハードディスク上で最近失われたファイルを素早く取り戻すために適しています。ファイルが誤って削除されたり、クイックフォーマットや予期せぬ故障により失われた場合、そのディスクに大量のデータが書き込まれていなければ、クイックスキャンで復元できる可能性があります。
  • AIスキャン:スマートなデータ復元で、さまざまな複雑なシナリオに対応します。深層スキャンとスマートアルゴリズムにより、失われたファイルのデータ断片を解析し、再構築して復元します。たとえ一部のデータが上書きされていても、成功する可能性があります。

※注意:AIスキャンで復元されたファイルは、元のファイル名やパスが保持されてない場合があり、復元内容を手動で確認する必要があります。

結果

  1. 通常スキャンの状態でファイルを発見、復元も可能
  1. 通常スキャンの状態でファイルを発見、復元も可能
  1. 通常スキャンの状態ではファイルを発見する事は出来なかったがAIスキャンの状態でファイルを発見、復元も可能
  1. 通常スキャン、AIスキャンのどちらからもファイルを発見する事は出来なかった

このクイックスキャンは恐らく従来のファイル復旧ソフトと同じ様に、一般的な方法で削除されたファイルだったりゴミ箱から削除してしまっているファイルをスキャンして発見してくれている様な印象でした。

参考

5年程使っており、クイックフォーマットを何度も繰り返して利用している1TBのHDDでAIスキャンさせた場合どの程度ファイルが発見/復旧出来るか試してみました。

結果

スキャン結果が1%にも満たない状態で一時停止した状態ですが、クイックスキャンで40ファイルしか発見していのに対してAIスキャンでは約54000ファイルを発見している状態になると言う驚きの結果になりました。

1~2年程前のファイルを幾つかファイルを復旧させてみましたが、正しくファイルの中身が確認出来る状態で復旧が出来たのでこのAIスキャンはかなり精度と信頼度が高い事が伺えます。ただ、あまりに古いファイルは何度も他のデータに上書きされている様でファイルの中身が確認出来ない状態で復旧されてきている状態になりました。

今回使ってみて良かった事悪かった事(今後改善出来たら嬉しい事)

良かった事

  1. AIスキャンと聞いて一見難しく聞こえるが、実際は従来のファイル復旧ソフトウェアと同じ様なインターフェースで利用者があまり意識する部分は無く簡単に利用が可能な事
  2. AIスキャンは時間が必要になるが、従来のファイル復旧ソフトウェアでは発見できなかったファイルまで発見ができた事
  3. 選択したファイルの復旧が従来のファイル復旧ソフトウェアより早く正確に行われた事

少し残念な事(今後改善されたら嬉しい事)

  1. 大凡の検索終了時間(残り何時間)が表示されると目安として使いやすい
  2. ある程度無理矢理ファイルにアクセスする形での復旧が故なのかも知れないですが、アドレスエラーを引き起こすとそれまでの検索結果が無駄になる(最初からやり直し)
  3. 検索したいファイルの拡張子が指定できるオプションがあると嬉しい

今回実際に使ってる際に起きた事象

検索を途中で止めて進行状況を実際にファイルをプレビュー確認する事が出来るのですが、運が悪いとアドレスエラーになりソフトウェアがフリーズして強制終了するしかなくなってしまい、それまでの進行状況が無駄になってしまう事が起きました。

まとめ

RecoveryFox AIは、初心者にも操作しやすく、AIを活用して“条件が悪くなったデータ復元”にも挑んでくれる頼もしいツールです。ただ、「万能!」というわけではなく、物理故障・完全上書き・暗号化済などの場合は“可能性が低くなる”という現実もあります。

データ喪失は誰にでも起こりうるもの。備えと知識があれば、焦りを少し和らげることができます。この記事がその“備え”の一助になれば嬉しいです。

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